2023年08月21日
8月17日・18日に高校生アカデミック・インターンシップ研修が行われ、4人の高校生が参加しました。
学芸員とは何か、博物館の意義とは何かを理解してもらうことを目的に、博物館が果たす役割や、博物館の持つ「チカラ」について学びました。
最終的には長野県出身の画家、原田泰治先生のピエゾグラフ(高精細複製画)の当館所蔵の14点の中から、高校生たちが話し合って決めた「五感」というテーマにそって5点を選び、展示計画をたて、実際に展示作業も行いました。見ていただいた方に何を伝えたいのか、何を感じていただきたいのか、絵の配置やテーマ解説の言葉を4人で話し合いながら考えました。
【展示テーマ「五感」】
懐かしい風景を見て、あなたは何を感じますか。
空気の温かさや森の静けさ、鳥のさえずりなどが
感じられるのではないでしょうか。
わたしたちは五感という共通のワードをもとに
この5点を選びました。
これらの作品を見てあなたは
何を思い、何を感じるのでしょうか。
本展示ではそんな様々な『感じる』ということに
注目していただきたいです。
当館の企画展示室前ロビーにて9月18日まで展示しています。
原田泰治先生の優しい絵と合わせて、高校生たちが学び、話し合い、考えた成果を感じていただければ幸いです。またこの展示から、高校生4人が届けたかったメッセージが、皆さんに少しでも伝われば嬉しいです。ぜひご覧ください。
【高校生アカデミック・インターンシップとは】
大学進学希望の生徒に「大学の向こうにある社会」を意識させ、大学研究室や研究機関等と連携し、将来進む可能性のある学問分野に関係した研究活動等を体験し、大学等への視野を広げ、学習意欲や進路意識を高め、探求する力・課題解決能力等を身につけることを目的としています。
新潟県教育委員会が主催で平成30年度から始まった事業です。当館では令和元年度から受け入れを開始しました。