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浮世絵に描かれた生活用具を展示

2014年08月26日

 当館で現在開催中の夏季企画展「黄金期の浮世絵 歌麿のその時代」では、浮世絵の他に、お歯黒用具一式、キセル、柄鏡(えかがみ)、房楊枝(ふさようじ)など、浮世絵に描かれている生活用具の実物も展示しています。


 歯を黒くする風習は古墳時代から行われ、江戸時代中期以降、既婚夫人の風習として定着しました。房楊枝はヤナギ(楊)を材料とし、一端または両端を房状として、歯みがき、また女性はお歯黒用にも使用しました。この展覧会でも、歯みがきの様子を知ることができる浮世絵を2点展示しています。
 鮮やかな浮世絵を楽しみつつ、この機会に江戸時代の人々の日常生活について学んでみてはいかがでしょうか。


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浮世絵に描かれた髪型を「かづら」で再現しました

2014年08月19日

 当館で現在開催中の夏季企画展「黄金期の浮世絵 歌麿とその時代」では、浮世絵に描かれた髪型の例を「かづら」で紹介しています。この企画は伝統的な髪結いの技法の継承と普及に励む「全国かづら十日会 新潟支部」のご協力のもとに実現しました。
 貴婦人・官女などがハレの時などに結んだ髪型である「下げ髪」や、花魁(おいらん)の代表的な髪型である「伊達兵庫(立兵庫)」(だてひょうご)など4点を展示しています。展示期間は会期終了の9月7日(日)までです。ぜひこの機会に県立歴史博物館にお越しください。
    
     「下げ髪」     左から「丸髷(まるまげ)」「つぶし島田」「伊達兵庫」


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日本アニメ・マンガ専門学校生の作品を40点展示しています

2014年08月12日

 当館で現在開催中の夏季企画展「黄金期の浮世絵 歌麿とその時代」では、日本アニメ・マンガ専門学校の学生の皆さんの作品も40点展示しています。江戸時代のポップカルチャーである浮世絵と、現代のポップカルチャーであるマンガやアニメとの共演はできないか、という視点から、新潟市内にある日本アニメ・マンガ専門学校に働きかけ、同校とのコラボレーションが実現しました。

 日本アニメ・マンガ専門学校では以前から浮世絵をマンガの教材として使用していたそうですが、今回この企画展開催にあわせて、浮世絵を現代表現でアレンジして新たに制作してくれました。時代を越えたポップカルチャー共演が楽しめるのも、この企画展の見どころの一つとなっています。
 当館はお盆中ももちろん開館していいます。マンガやアニメに興味のある人もぜひご来館ください。


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「夏休み自由研究相談コーナー」開設のお知らせ(終了しました)

2014年07月30日


 新潟県立博物館では、夏休みの自由研究のテーマや内容に関する相談に研究員がお答えします。

事前に電話またはFAXでの予約が必要です。

担当者と専門分野、具体的な内容は下のPDFをご覧ください。

◆開催日  8月7日(木)、8日(金)、9日(土)、21日(木)、22日(金)、23日(土)

◆時間   午前10:00~12:00  午後1:00~3:00

◆場所   新潟県立歴史博物館 地下1階 特設コーナー(図書コーナー脇)

◆料金   無料

◆定員   1日先着10名

◆申し込み方法

   電話、FAXまたはメールで事前にお申し込みください。
◆申し込み、問い合わせ先
     電話:0258-47-6135 FAX:0258-47-6136 E-mail:koryu@nbz.or.jp


 担当者と専門分野、具体的な内容(PDF)

「直江状」を特別公開します(9月7日まで)

2014年07月29日

 慶長5年(1600)に、直江兼続が徳川家康のブレーンの一人である承兌(じょうたい)に送っ
た書状(いわゆる「直江状」)を、この夏休み期間中に特別展示します。
        

 今回展示する史料は、全国に複数本ある直江状写本のうち、当館で所蔵しているもので、
江戸時代前期に成立したと考えられるものです。大変貴重な史料ですのでお見逃しなく!!


 ◆史料名  「直江兼続書状(写)」(新潟県立歴史博物館所蔵)
 ◆展示期間 平成26年9月7日(日)まで
 ◆展示場所 常設展示室「新潟県のあゆみ」中世の新潟 コーナー

特別展「親鸞となむの大地」終了の御礼

2014年06月10日

 4月26日から開催して参りました特別展「親鸞となむの大地」が6月8日に終了いたしました。
 期間中、県内外の多くの方々からご観覧いただきました。また、開催に当たり、多数の方々から御協力いただきました。誠にありがとうございました。
 当館では、引き続き常設展を開催しております。(月曜休館。6月17日(火)は館内殺虫のため臨時休館)
 なお、6月21日(土)からは、第11回マイ・コレクション・ワールドを開催します。
 また、7月26日(土)からは、夏季企画展「黄金期の浮世絵 歌麿とその時代」を開催いたしますので、御期待ください。

新たに国宝、重要文化財等43点の資料が展示されます

2014年05月19日

 現在開催中の「親鸞となむの大地」展におきまして、一部展示替えをします。
 5月20日(火)より新たに展示されるのは、国宝2点、国指定重要文化財3点をはじめとする
合計43点です。
           
              「親鸞聖人書状」(西本願寺所蔵)



 新たに展示される国宝「上杉謙信願文」(米沢市上杉博物館所蔵)は、元亀三年(1572)6月
における上杉謙信と加賀・越中の浄土真宗勢力との対立を示す貴重な文書です。 
 国指定重要文化財「親鸞聖人書状(上図)(西本願寺所蔵)は、親鸞が没する直前に作成
した書状で、末娘覚信尼親子の生活を気づかう親鸞の心情がうかがえるものです。  
 また、国指定重要文化財「七箇条制誡(しちかじょうせいかい)(二尊院所蔵)は、親鸞の
師、法然が門弟たちに対して自戒させるべく記した制誡で、法然の署名・花押のほか、綽空と名
のっていた30歳頃の親鸞の署名を確認することができる資料です。
 寺外で初公開の「六角宝塔(親鸞の頂骨を納めたとされる舎利塔)(上越市 浄興寺所蔵)、
親鸞の実在を証明する資料で750年ぶりの里帰りとなる「恵信尼文書」は、引き続き展示して
います。会期は、6月8日(日)までとなっておりますので、ぜひ御覧ください。
 なお、会場が暗いので、オペラグラス等をご持参いただくことをおすすめします。



 「親鸞となむの大地」展の詳しい内容はコチラ
  展示品リストはコチラ