2022年11月02日
ヒスイが「県の石」に指定されることが決定しました。指定日は11月4日です。
ヒスイは、縄文時代から古墳時代に装飾品の主要な原料として全国の広い地域で用いられました。その産地は糸魚川に限定されていた可能性が高く、ヒスイはまさに縄文時代から続く「にいがたブランド」と言えます。
当館ではヒスイの「県の石」指定を記念して、県内出土のヒスイ製大珠(たいしゅ)7点を含む計20点を特別に展示します。大珠(たいしゅ)とは5センチ以上のペンダントのような飾りです。この機会にぜひご覧ください。
展示期間:令和4年11月3日(木・祝)~令和5年2月5日(日)
時 間:9:30~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
場 所:当館常設展示室内 「縄文文化を探る」のコーナー
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/3)
観覧料:常設展観覧料(一般520円、高校・大学生200円、中学生以下無料)
展示資料(予定):
・縄文時代中期ヒスイ製大珠(春木山遺跡[村上市]、耳取遺跡[見附市]、長野遺跡[三条市]、南雲遺跡・寿久保遺跡[十日町市]、長岡市内出土大珠)
・経塚山遺跡出土ヒスイ製勾玉・管玉(弥生時代、三条市)
・ヒスイ原石(白、緑、ラベンダー、青、黒、フォッサマグナミュージアム) など
関連イベント(予定):
●体験プログラム「まが玉を作ろう」
滑石(かっせき)を削ってまが玉を作ります。
令和4年12月25日(日)、令和5年1月8日(日)
13:30~16:00(受付は15:00まで)
常設展示室内体験コーナーにて、当日受付、体験無料(常設展観覧券が必要です)
●体験プログラム「ヒスイ色の飾り―縄文時代の大珠―を作ろう」
ヒスイってどんな色?オーブン粘土をまぜながらヒスイの色を再現し、縄文時代の大きな飾りである大珠(たいしゅ)を作ります。
令和5年1月22日(日)、1月29日(日)、2月5日(日)
常設展示室内体験コーナーにて、当日受付、体験無料(常設展観覧券が必要です)
2022年10月23日
今から100年前の大正11(1922)年、大河津分水の通水が開始されました。長い間、信濃川の洪水に悩まされてきた信濃川中下流域の人びとにとって、信濃川の根本的な治水策である大河津分水の実現は江戸時代以来の悲願でした。しかし、地域間の対立や多額の経費が課題となり、実現には長い年月が必要でした。大河津分水は洪水を防ぐという地域の熱意だけでなく、近代国家日本の中での新潟県の位置づけの変化によって実現されました。また、大河津分水は当時アジア最大級の土木事業であり、土木技術史の中でも貴重を占めるものでもありました。
当展覧会では大河津分水実現の請願から、着工、工事の様子、完成、その成果について紹介します。
※大河津分水通水100周年 関屋分水通水50周年記念の6館リレー展の1つです。
◆ 会 期 令和4年11月12日(土)~令和5年1月15日(日)
◆ 時 間 9:30~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
◆ 場 所 新潟県立歴史博物館 企画展示室(新潟県長岡市関原町1-2247-2)
TEL:0258-47-6130 FAX:0258-47-6136
◆ 休館日 月曜日(ただし月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/3)
◆ 観覧料 常設展観覧料でご覧いただけます。
一般520円(410円)、高校・大学生200円(160円)、中学生以下無料 ※( )は20名様以上の団体料金
【関連講座】
「高橋竹之介の大河津分水構想」
日 時:令和4年11月26日(土)13:30~15:00
講 師:田邊 幹(当館研究員)
会 場:当館講堂
定 員:100名(聴講無料、要事前申込み)
TEL(0258)47-6130 FAX(0258)47-6136 E-mail:koryu@nbz.or.jp
【「大河津分水と信濃川の治水」展 関連書籍コーナー設置図書館】
冬季テーマ展示の開催にあわせ、県内の図書館様から関連書籍コーナーの設置にご協力をいただけることとなりました。このコーナー設置が皆様のお住まいの地域の図書館に足を運んでいただくきっかけとなれば幸いです。
また、お近くの図書館で関連図書に触れていただいた後は、ぜひ当館へもご来館ください。
「大河津分水と信濃川の治水」展 関連書籍コーナー設置図書館はこちら
2022年07月08日
日本では、奈良時代以降、社会の変化を反映しながら多様な絵巻物が制作されてきました。
本展では、江戸時代の安定した社会の中で発展した各種の産業を題材にした絵巻(農業、鉱業、捕鯨、製紙業、茶業、織業に関するものなど)を展覧し、江戸時代の産業や絵巻文化の一端を紹介します。新潟県が誇る佐渡金銀山の絵巻も数多く取り上げ、世界遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」の価値を示す重要な資料となっていることも紹介します。
◆ 会 期 令和4年9月17日(土)~10月30日(日)
◆ 時 間 9:30~17:00
(観覧券の販売は16:30まで)
◆ 場 所 新潟県立歴史博物館 企画展示室
(新潟県長岡市関原町1-2247-2)
TEL:0258-47-6130 FAX:0258-47-6136
◆ 休館日 月曜日(ただし月曜が祝日の場合は翌平日)
◆ 観覧料 一般840円(670円)、高校・大学生600円(480円)、中学生以下無料
※( )は20名様以上の団体料金
秋季企画展「生業絵巻尽―ひらけ!江戸の産業図鑑―」お得な割引情報はこちら
【展示構成】
第1章 絵巻の歴史
第2章 江戸時代の産業の発展
第3章 さまざまな産業絵巻
第4章 佐渡金銀山絵巻
※会期中、展示替えおよび場面替えがあります。詳しくは展示リストをご覧ください。
当館ショップか郵送での販売で購入できます。
【関連イベント】
●記念講演会「江戸時代のモノづくりと産業絵図~鉱山を中心に~」
日時:10月9日(日)13:30~15:00
講師:鈴木 一義 氏(前国立科学博物館産業技術史資料情報センター長)
会場:当館講堂
定員:75名 聴講無料、要事前申込み(申込受付は9/1~)
日時:10月22日(土)13:30~15:00
講師:渡部 浩二(当館研究員)
会場:当館研修室
定員:36名 聴講無料、要事前申込み(申込受付は9/1~)
R4後期(10月~3月)講座一覧・申し込み書(PDF)はこちら
日時:9/18(日)、9/25(日)、10/2(日)
13:30~15:30(受付は15:00まで)
場所:当館研修室(会場内定員20名まで)
観覧券の提示が必要、当日受付
日時:10/9(日)、10/16(日)、10/23(日)、10/30(日)
場所:当館研修室(会場内定員20名まで)
観覧券の提示が必要、当日受付
【「生業絵巻尽―ひらけ!江戸の産業図鑑―」展 関連書籍コーナー設置図書館】
秋季企画展の開催にあわせ、県内の図書館様から関連書籍コーナーの設置にご協力をいただけることとなりました。このコーナー設置が皆様のお住まいの地域の図書館に足を運んでいただくきっかけとなれば幸いです。
また、お近くの図書館で関連図書に触れていただいた後は、ぜひ当館へもご来館ください。
「生業絵巻尽―ひらけ!江戸の産業図鑑―」展 関連書籍コーナー設置図書館はこちら
2022年06月17日
新潟県新発田市の村尻遺跡では、弥生時代の集団墓地が昭和55・56年(1980・1981)に発掘されました。平成25年(2013)に、遺骨を土器におさめ再葬したと考えられる墓穴から発掘された出土品(土偶形容器1点、壺形土器10点、鉢形土器1点、深鉢形土器2点、甕形土器1点、骨垂飾2点、附の石片1点)が重要文化財に指定されました。なかでも土偶形容器は全形がほぼ残る大形の優品です。頭や手足は表現されていませんが、人体を模したと一目でわかる造形に特徴があります。
本展は、弥生時代の葬送儀礼を考えるうえで、極めて重要な資料であり学術的価値が高い重要文化財の村尻遺跡出土品を一堂に展示します。
※同会場にて「火焔街道2022夏」を併設いたします。
◆ 会 期 令和4年7月16日(土)~8月28日(日)
◆ 時 間 9:30~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
◆ 場 所 新潟県立歴史博物館 企画展示室
TEL:0258-47-6130 FAX:0258-47-6136
◆ 休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日、8/1は開館)
◆ 観覧料 常設展観覧料でご覧いただけます。
一般520円(410円)、高校・大学生200円(160円)、中学生以下無料
※( )は20名様以上の団体料金
重要文化財村尻遺跡出土品は縄文時代から弥生時代にうつりかわるころをさぐる手がかりです。時代の変化を比較するために、旧石器時代から縄文時代にうつりかわるころの石器や土器などの出土品も紹介します。
【関連講座】
日時:令和4年7月30日(土)13:30~15:00
講師:橋詰 潤(当館研究員)
場所:当館研修室
定員:36名
聴講無料、要事前申込み
【同会場にて同時開催「火焔街道2022夏」】
信濃川火焔街道連携協議会(新潟市、三条市、長岡市、魚沼市、十日町市、津南町)は、文化財を通した地域振興と広域観光を推進しています。
その活動の一環として、日本遺産『「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化』から火焔型土器などの器ばなれした造形の数々を厳選して紹介します。
日本遺産ストーリーを体感できる展示をお楽しみください。
展示室にかくされたミッションにチャレンジしてオリジナルグッズをゲットしよう!
スタートは地下1階の常設展示室入口からです。
会期 令和4年7月16日(土)~8月28日(日)
時間 9:30~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
場所 新潟県立歴史博物館 常設展示室・企画展示室
参加無料、ただし常設展観覧券が必要です
・「そっくり模型を作ろう」 7月17日、24日
・「紙芝居読みきかせ」 7月31日、8月7日、8月14日
・「縄文文様コロコロ体験」 8月21日、28日
場所:当館研修室(会場内定員20名まで)
時間:13:30~15:30(受付は15:00まで)
定員:会場内の人数は20名まで(混雑時はお待ちいただく場合があります)
体験無料、ただし常設展観覧券が必要です
【「重要文化財村尻遺跡出土品」展 関連書籍コーナー設置図書館】
夏季テーマ展示の開催にあわせ、県内の図書館様から関連書籍コーナーの設置にご協力をいただけることとなりました。このコーナー設置が皆様のお住まいの地域の図書館に足を運んでいただくきっかけとなれば幸いです。
また、お近くの図書館で関連図書に触れていただいた後は、ぜひ当館へもご来館ください。
「重要文化財村尻遺跡出土品」展 関連書籍コーナー設置図書館こちら
2022年02月08日
江戸時代の女性は、どんなよそおいをしていたのでしょう。
当時のよそおいは身分や職業、年齢によってさまざまなルールがありました。その様子は浮世絵に見ることができます。浮世絵は風景画や役者絵が有名ですが、実は女性たちが晴れやかによそおい、化粧をする姿も数多く描かれています。
本展はポーラ文化研究所所蔵の浮世絵や化粧道具を通じ、女性たちが制約の中でよそおうことを楽しんでいたことを感じていただける展覧会です。
◆ 会 期 令和4年4月23日(土)~6月5日(日)
◆ 時 間 9:30~17:00
(観覧券の販売は16:30まで)
◆ 場 所 新潟県立歴史博物館 企画展示室
新潟県長岡市関原町1-2247-2
TEL:0258-47-6130 FAX:0258-47-6136
◆ 休館日 月曜日、ただし5/2(月)は開館
◆ 観覧料 一般840円(670円)、高校・大学生600円(480円)、中学生以下無料
※( )は20名様以上の団体料金
春季企画展「浮世絵にみる江戸美人のよそおい」お得な割引情報はこちら
◆ 主 催 新潟県立歴史博物館、新潟日報社、NST新潟総合テレビ
【展示構成】
第1章 化粧の風俗
第2章 江戸のよそおい
第3章 江戸名所百人美女
【関連イベント】
記念講演会「浮世絵にみる江戸美人のよそおい」(終了しました)
※ネット中継による講演会という開催形式になりました。当館講堂にて中継での講演をご聴講いただきます。ご了承ください。
日時:5/22(日) 13:30~15:00
場所:当館講堂(定員75名)
講師:渡辺 美知代 氏(ポーラ文化研究所学芸員)
聴講無料、要事前申込み
体験プログラム「江戸美人缶バッジを作ろう!」(終了しました)
日時:4/24(日)、5/1(日)、5/8(日) 13:30~15:30(受付は15:00まで)
場所:当館研修室(会場内定員20名まで)
観覧券の提示が必要、当日受付
日時:5/15(日)、5/22(日)、5/29(日)、6/5(日) 13:30~15:30(受付は15:00まで)
場所:当館研修室(会場内定員20名まで)
観覧券の提示が必要、当日受付
【「浮世絵にみる江戸美人のよそおい」展 関連書籍コーナー設置図書館】
春季企画展の開催にあわせ、県内の図書館様から関連書籍コーナーの設置にご協力をいただけることとなりました。このコーナー設置が皆様のお住まいの地域の図書館に足を運んでいただくきっかけとなれば幸いです。
また、お近くの図書館で関連図書に触れていただいた後は、ぜひ当館へもご来館ください。
「浮世絵にみる江戸美人のよそおい」展 関連書籍コーナー設置図書館こちら
【春季企画展SNS投稿キャンペーン開催】
企画展示室入口の写真撮影可能エリアで撮った写真や、日曜日に開催している企画展関連体験プログラムで撮った写真を、SNS(FB、Twitter、Instagram)に「#新潟県立歴史博物館」または「#江戸美人のよそおい」と付けて投稿してください。投稿画面を受付に提示いただくと、オリジナル缶バッジ(「じょうもんじゃもん缶バッジ」か「江戸美人缶バッジ」)をプレゼントしています。
ぜひご参加ください。
2022年01月15日
縄文土器の登場から、1万年以上も新潟県内では焼き物が作られ続けてきました。江戸時代後期から明治、大正にかけて県内において操業していた焼き物産地は、一時80カ所にもおよぶほどでしたが、一方でその歴史や実際の製品はあまり知られていません。
本展では当館への寄贈資料を中心に、焼き物産地としての新潟を紹介します。
◆ 会 期 令和4年1月15日(土)~3月6日(日)
◆ 時 間 9:30~17:00
(観覧券の販売は16:30まで)
◆ 場 所 新潟県立歴史博物館 企画展示室
TEL:0258-47-6130 FAX:0258-47-6136
◆ 観覧料 常設展観覧料でご覧いただけます。
一般520円(410円)、高校・大学生200円(160円)、中学生以下無料
※( )は20名様以上の団体料金
◆ 関連講座(予定)
「越後地域近世近代窯跡の調査」
日 時:
1回目 令和3年12月11日(土) 13:30~15:00
2回目 令和4年2月2日(水) 13:30~15:00
※内容は1回目と同じです
講 師:西田 泰民(当館研究員)
会 場:当館研修室(各回定員18名 要申込 無料)
※今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況によっては、中止・変更の場合があります
―「火焔街道2022」を同会場で同時開催―
信濃川火焔街道連携協議会(新潟市、三条市、長岡市、魚沼市、十日町市、津南町)は、文化財を通した地域振興と広域観光を推進しています。
その活動の一環として、日本遺産「なんだ、コレは!信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」から火焔型土器など、器(うつわ)ばなれした造形のやきものを厳選して紹介します。
2022年01月10日
令和3(2021)年は、豊臣秀吉による奥羽再仕置によって天下統一がなされてから430年目の節目の年です。これに関連する地域の博物館が連携し、令和3年度に各地で記念プロジェクト「奥羽再仕置430年」を実施しています。
当館では、上杉家の重臣で、奥羽仕置で刀狩などを担当した色部長真(いろべながざね)に関する文書資料など、特別に合計5点展示します。
※期間中、展示替えがあります
会 期:令和4年1月15日(土)~2月13日(日)
時 間:9:30~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
場 所:当館常設展示室内(「新潟県のあゆみ」中世の新潟のコーナー)
休館日:月曜日
観覧料:常設展観覧料(一般520円、高校・大学生200円、中学生以下無料)