トップページ>

『越後文書宝翰集 色部氏文書Ⅱ』 刊行しました

2017年03月29日

色部氏は鎌倉時代から村上市あたりに拠点をおいて活躍していた一族です。『越後文書宝翰集』(国指定重要文化財、当館所蔵)には、この家に関わる古文書が全一○巻・計195通ありますが、本書はそのうち第五、六巻・計51通について写真付きで解説しています。
今回紹介する第五巻・第六巻は、近代になって混入したと思われる河村氏文書1通を除けばすべて戦国・織豊期の文書で構成されています。また、51通のうち、19通が起請文です。
本書は当館ショップにて購入できます。また、郵送による販売も行っています。詳しくは出版案内をご覧ください。



  矢田俊文・新潟県立歴史博物館編 1,000円

『新潟県立歴史博物館研究紀要 第18号』 刊行しました

2017年03月29日

『新潟県立歴史博物館研究紀要 第18号』(600円)を刊行しました。
内容はこちらをご覧ください。





本書は当館ショップにて購入できます。また、郵送による販売も行っています。
詳しくは出版案内をご覧ください。

平成29年度体験コーナー(前期)のご案内

2017年03月21日

平成29年度体験コーナー(前期)一覧ができました。このうち4月29日(土・祝)から開催する「ネコ缶バッジを作ろう!」と、8月19日(土)から開催する「ミニ草履の飾りを作ろう!」が新メニューです。大勢の皆様からご参加いただければ幸いです。

2017年度体験コーナーチラシ(前期)(PDF)

春季企画展「猫と人の200(にゃ~)年―アートになった猫たち―」(終了しました)

2017年03月21日

開催日時 : 2017年4月15日(土)~6月4日(日)

猫は、人が愛玩し、人を癒やし、私たちの暮らしに寄り添ってきた動物です。そのため人との関わりのなかで物語や絵画に多く登場します。“200(にゃ~)年”の言葉通り、今から200年前の江戸時代にも猫ブームがあり、浮世絵の画題に多くとりあげられました。幕末浮世絵では歌川国芳、広重が、明治には芳年とその弟子芳藤たち、そして大正になると竹久夢二、藤田嗣治、水野年方らが個性的な猫を描きました。
美人画や戯画に登場し、女性と戯れる猫、踊る猫、芸をする猫、役者の顔で着物を着た猫の他に、恐ろしい化け猫などなど、喜怒哀楽を表現した“猫たち”の姿を楽しむとともに、その時代の猫へのまなざしをごらんください。
           

会期   2017年4月15日(土)~6月4日(日)
時間   9:30~17:00 (観覧券の販売は16:30まで)※初日は11:00~
場所   新潟県立歴史博物館 企画展示室
休館日  月曜日(ただし5月1日は開館)
観覧料  一般820円(650円)、高校・大学生500円(400円)、中学生以下無料
       ※(  )は20名様以上の団体料金
      お得な割引情報
展示総数 約200点
      作品目録はこちら
関連イベント
 ・講演会「黒猫奇譚(くろねこきたん)-今も昔も猫が好きな芸術家たち-」(終了しました)
   日時:5月14日(日)13:30~15:00  会場:当館講堂(定員150名 要申込み)
   講師:中右 瑛 氏(国際浮世絵学会常任理事)
 ・講演会「新潟県の猫伝説」(終了しました)
   日時:5月21日(日)13:30~15:00  会場:当館講堂(定員150名 要申込み)
   講師:高橋郁丸 氏(イラストレーター・新潟妖怪研究所所長)
 ・「長岡CAT」オリジナル商品販売(終了しました)
   日時:5月21日(日)9:30~14:30
   場所:当館エントランス 
体験イベント
 ・体験コーナー「ネコ缶バッジを作ろう!」(終了しました)
   期日:4月29日(土・祝)~6月4日(日)の土日・祝日
   時間:13:30~16:00(受付は15:30まで)
   会場:当館常設展示室内「体験コーナー」(申込み不要)
その他
 ・関連商品 図録
 ・レストラン特別メニュー
 ・猫のぬり絵を楽しもう!
 ・高校新聞部による取材活動
 ・「新潟県の猫伝説」を題材とした作品展示

いにしえの遊びを楽しもう(終了しました)

2017年03月21日

当館では3月25日(土)~4月23日(日)までの土日に、体験コーナー「いにしえの遊びを楽しもう」を開催します。
貝覆い(貝合わせ)、投扇興(とうせんきょう)、盤双六(ばんすごろく)など、古くから伝わる遊びを体験できます。子どもから大人まで楽しめる内容です。ぜひご参加ください!!


  DSC02241  OLYMPUS DIGITAL CAMERA
          貝覆い                  投扇興


期間: 2017年3月25日(土)~4月23日(日)までの土・日のみ

時間: 13:30~16:00(受付は15:30まで)
場所: 体験コーナー(常設展示室内)

料金: 体験無料

  (ただし常設展観覧料【一般510円 高校・大学200円 中学生以下無料】が必要です。)

申し込み: 不要 当日体験コーナー(常設展示室内)にお越し下さい。
お問い合わせ先: 新潟県立歴史博物館 経営企画課 交流普及担当

TEL 0258-47-6135

FAX 0258-47-6136


2017年度体験コーナーチラシ(前期)(PDF)

「長岡CAT」 オリジナル商品 販売品目(予定)

2017年03月16日

【販売品目】(予定)
長岡CATオリジナルキーホールダー、コースター、軍手(以上、長岡工業高校より)、
イチゴジャム、マーマレード、味噌、ビスケット、チョコチップ(以上、長岡農業高校より)
ラスク(長岡商業高校より)
など

新潟県の猫伝説

2017年03月15日

①踊りに来た猫又
村の鎮守のお祭りは近郷の若者が集まって飲んだり踊ったりで夜通し騒ぎ、大変なにぎわいだったそうです。ある年のお祭りの晩、見知らぬ若い男が3人やってきました。3人は見たこともないような美男で、歌も踊りも上手だったそうです。ただ、どんなにすすめてもお酒は一口も飲まず、どこから来たのかと尋ねても笑って答えなかったそうです。次の年のお祭りにもその3人はやってきて、黙って踊りの輪の中に入って踊るだけでした。村の人は不思議なものを見るように眺めていました。祭りのあと、村の若者が3人の後をつけてみると、3匹の恐ろしい猫又だったそうです。


②雲洞庵の北高和尚と火車落としの袈裟
昔、塩沢の雲洞庵に北高和尚という高僧がいました。あるとき、近所で葬式があったとき、棺をかついで火葬場へ向かった途中、猛烈な強風が起こり、急に空が暗くなり、どこからか火の玉が飛んできました。この火の玉には二つの尾を持つ大猫が乗っていて、牙をむいて襲いかかってきました。葬列の人々は驚いて逃げ出しましたが、北高和尚は呪文をとなえて如意棒をふるって飛びかかる大猫を退治したそうです。


③猫の恩返し
佐渡にお金持ちの家がありました。この家にはアサという猫が飼われていて、みなにかわいがられていました。繁盛していたこの家も商売に失敗し、たくさんの借金をしてしまい、こっそり夜逃げをしようとしていました。ある夜、家の人がアサに連れて行けないことを告げると、アサはどこかへ姿を消してしまいました。
数日後のある日、朝方、その家に見知らぬ娘が訪ねてきて給金はいらないので働かせてほしいと言いました。家の人が家の内情を話すと、娘は蕎麦屋を始めたらどうでしょうと勧めました。そこで、蕎麦屋をはじめたところ、この娘はおいしい蕎麦を打つだけでなく、美人で今までにない歌や踊りを披露し、大評判になりました。この娘の名前はケサと言い、歌や踊りは「おけさ節」と言われるようになりました。
数年後、主人はアサの夢を見ました。その日からケサは病になり7日後に死んでしまいました。死体を始末しようとしたところ、ケサの死体は猫の死体になっており、下には一通の手紙がおいてありました。わたしはアサで恩返しに人間に化けました。おゆるしください、と書いてあったそうです。


※伝説・民話は地域や語り手によって内容がことなる場合があります。