2022年06月17日
新潟県新発田市の村尻遺跡では、弥生時代の集団墓地が昭和55・56年(1980・1981)に発掘されました。平成25年(2013)に、遺骨を土器におさめ再葬したと考えられる墓穴から発掘された出土品(土偶形容器1点、壺形土器10点、鉢形土器1点、深鉢形土器2点、甕形土器1点、骨垂飾2点、附の石片1点)が重要文化財に指定されました。なかでも土偶形容器は全形がほぼ残る大形の優品です。頭や手足は表現されていませんが、人体を模したと一目でわかる造形に特徴があります。
本展は、弥生時代の葬送儀礼を考えるうえで、極めて重要な資料であり学術的価値が高い重要文化財の村尻遺跡出土品を一堂に展示します。
※同会場にて「火焔街道2022夏」を併設いたします。
◆ 会 期 令和4年7月16日(土)~8月28日(日)
◆ 時 間 9:30~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
◆ 場 所 新潟県立歴史博物館 企画展示室
TEL:0258-47-6130 FAX:0258-47-6136
◆ 休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日、8/1は開館)
◆ 観覧料 常設展観覧料でご覧いただけます。
一般520円(410円)、高校・大学生200円(160円)、中学生以下無料
※( )は20名様以上の団体料金
重要文化財村尻遺跡出土品は縄文時代から弥生時代にうつりかわるころをさぐる手がかりです。時代の変化を比較するために、旧石器時代から縄文時代にうつりかわるころの石器や土器などの出土品も紹介します。
【関連講座】
日時:令和4年7月30日(土)13:30~15:00
講師:橋詰 潤(当館研究員)
場所:当館研修室
定員:36名
聴講無料、要事前申込み
【同会場にて同時開催「火焔街道2022夏」】
信濃川火焔街道連携協議会(新潟市、三条市、長岡市、魚沼市、十日町市、津南町)は、文化財を通した地域振興と広域観光を推進しています。
その活動の一環として、日本遺産『「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化』から火焔型土器などの器ばなれした造形の数々を厳選して紹介します。
日本遺産ストーリーを体感できる展示をお楽しみください。
展示室にかくされたミッションにチャレンジしてオリジナルグッズをゲットしよう!
スタートは地下1階の常設展示室入口からです。
会期 令和4年7月16日(土)~8月28日(日)
時間 9:30~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
場所 新潟県立歴史博物館 常設展示室・企画展示室
参加無料、ただし常設展観覧券が必要です
・「そっくり模型を作ろう」 7月17日、24日
・「紙芝居読みきかせ」 7月31日、8月7日、8月14日
・「縄文文様コロコロ体験」 8月21日、28日
場所:当館研修室(会場内定員20名まで)
時間:13:30~15:30(受付は15:00まで)
定員:会場内の人数は20名まで(混雑時はお待ちいただく場合があります)
体験無料、ただし常設展観覧券が必要です
【「重要文化財村尻遺跡出土品」展 関連書籍コーナー設置図書館】
夏季テーマ展示の開催にあわせ、県内の図書館様から関連書籍コーナーの設置にご協力をいただけることとなりました。このコーナー設置が皆様のお住まいの地域の図書館に足を運んでいただくきっかけとなれば幸いです。
また、お近くの図書館で関連図書に触れていただいた後は、ぜひ当館へもご来館ください。
「重要文化財村尻遺跡出土品」展 関連書籍コーナー設置図書館こちら