2005年10月01日
開催期間 : 2005年10月8日(土)~11月27日(日)
(終了しました)
「水辺と森と縄文人 低湿地の考古学」この企画展ではAMS年代測定による縄文時代の新しい年代観も取り入れながら、最近の発掘調査に基づく新たな研究成果を背景に、木製品・漆製品などが多く残されている低湿地遺跡をとりあげます。特に、新潟県青田遺跡、青森県是川中居遺跡、東京都下宅部遺跡を中心に低湿地での縄文時代の生活の実態について映像を交え、分かりやすく展示紹介します。
会期: 10月8日(土)~11月27日(日)
会場: 新潟県立歴史博物館 企画展示室
観覧料: 大人700円(560円)
大・高生500円(400円)
小・中生300円(240円)
※()内は団体(20名以上)料金
主催: 新潟県立歴史博物館
国立歴史民俗博物館
東北歴史博物館
新潟日報社
後援: 新潟県教育委員会
(財)新潟県埋蔵文化財調査事業団
新潟県考古学会
信濃川火焔街道連絡協議会(長岡市・十日町市・津南町)
大光銀行
第四銀行
北越銀行
主な展示品
新潟県分谷地A遺跡出土朱漆塗木製水差し(黒川村教育委員会蔵)
縄文時代後期のものとされる木胎漆器で、漆塗膜について炭素14年代測定をおこなったところ、実年代に補正して1800±120cal BCすなわち今からおよそ3800年前のものとわかりました。
新潟県青田遺跡出土櫂透かしのある櫂状木製品(新潟県教育委員会蔵)
先端が尖る水かき部をもつ点が特徴であり、時には浅瀬を突き刺して進んでいたのかもしれません。
石川県中屋サワ遺跡出土飾り弓(金沢市教育委員会)
中屋サワ遺跡は丸木弓とともに多数の樹皮巻の弓が出土していますが、これらの黒い弓は是川中居遺跡・下宅部遺跡などで見られたような赤い漆塗りの飾り弓とはことなった趣があります。
新潟県青田遺跡出土赤漆塗り糸玉(新潟県教育委員会蔵)
関連イベント
シンポジウム
「木が語る縄文ライフ-新潟県青田遺跡の最新成果から-」
パネリスト/山田昌久(首都大学東京)木村勝彦(福島大学)鈴木三男(東北大学植物園)
小林達雄(新潟県立歴史博物館・國學院大学)荒川隆史(新潟県立歴史博物館)
日時/10月29日(土)11:00~16:30
会場/長岡技術科学大学A講義室(定員330名)
事前申込み:~10/15迄 往復ハガキ・FAX・E-mail (jlife@nbz.or.jp)でお申し込みください。。
入場無料
講座「水辺と森と縄文人」 研修室(定員50名)13:30~15:00
10月10日(体育の日) 西田泰民課長代理「縄文と弥生の木の道具」
11月3日(文化の日) 宮尾亨主任研究員「低湿地遺跡の考古学」
11月23日(勤労感謝の日) 荒川隆史主任研究員「青田遺跡を復元する」
11月27日(日曜日) 小林達雄館長「水辺と森と縄文人」
展示解説会
(企画展示室受付)
11:00~12:00/14:00~15:00
当館研究員による展示解説。
日時によって解説者・解説内容が異なります。
ワークショップ
(館正面玄関前)11:00~15:00
「挑戦!縄文石器で木をけずろう」
(子ども向け/時間制限させていただく場合があります)
丸太を石斧で加工
常設展示室体験コーナー「へんしん!縄文人」
(子ども向け/体格によっては一部のみの体験となる場合があります)
最新の研究によって復元した縄文ファッションを体験してみましょう!文化や生活が見えてくるかもしれません。
土・日・祝日開催 13:30~16:00(受付15:30まで)
※11月19・20日は別プログラムとなります。