2017年02月22日
県立歴史博物館では研究員による調査研究活動報告を以下の日程で行います。
一般の方もご覧いただけます。
事前申込みは不要ですので、ご希望の方は当日会場に直接お越しください。
◆日時 平成29年3月13日(月)午後1時~5時
◆場所 新潟県立歴史博物館 研修室
◆内容 新潟県立歴史博物館研究員それぞれの平成27年度査研究活動を報告します。
◆問い合わせ先
新潟県立歴史博物館 学芸課(宮尾、渡部)
〒940-2035 長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2
TEL:0258-47-6134 FAX:0258-47-6136
2014年03月22日
佐渡の絵師・石井文峰筆「佐渡金銀山稼方之図」(新潟県立歴史博物館所蔵)が、安政3年(1856)に西洋流砲術指導者として江戸から佐渡に派遣された幕臣・木村太郎兵衛に対する土産品として制作されたことを紹介した。また、本図が江戸に持ち帰られた後、2代歌川広重の佐渡金山関係浮世絵である安政6年(1859)「諸国名所百景 佐渡金山奧穴の図」及び、文久2年(1862)「諸国六十八景 佐渡金やま」の種本となった可能性を指摘した。
2013年03月24日
[経歴]
1937年 新潟県長岡市出身、國學院大学大学院博士課程修了、文化庁文化財調査官、國學院大学教授
1998年4月~ 新潟県企画調整部参与
2000年4月~ 新潟県環境生活部参与
2000年8月 新潟県立歴史博物館 館長(非常勤)
2007年4月 新潟県立歴史博物館 名誉館長
國學院大學名誉教授
[主要業績]
『日本原始美術大系I 縄文土器』(講談社)
『縄文文化の研究』全10巻(編著、雄山閣)
『縄文土器大観』全4巻(編著、小学館)
『縄文土器の研究』(小学館)
『縄文人の世界』(朝日新聞社)
など
2013年03月22日
江戸時代後期の全国的な旅の盛行に伴い、越後を訪れる旅人が増加した状況下における越後の名所を、道中記(旅行案内記)や刊行絵図類などの出版物や旅日記・紀行文などから多角的に検証した。とりわけ、下越地域には越後特有の「燃水」(石油)や「火井」(天然ガス)、親鸞ゆかりの旧跡などが「越後七不思議」として数多く分布し、これらが周辺の著名な社寺を含んだ巡回ルートとして成立していたことを明らかにした。また、伊勢参宮や西国巡礼の途次で越後を通過した東北地方の旅人と、知的関心をもって越後を訪れた文人層・知識人層とでは、訪れる場所やルートに違いがみられることなども指摘した。