2013年04月13日
北海道や福井県で出土した約1万5000前の縄文時代草創期の土器の焦げ跡に、煮炊きした魚のものとみられる脂質が含まれていることを、当館西田泰民専門研究員が参加している研究チームが11日付英科学雑誌ネイチャーで発表しました。
Earliest evidence for the use of pottery
また、この研究成果の内容を4月27日の当館講座「一万年前の日本料理」でも解説いたします。
ぜひ、お時間のある方は、この講座に御参加ください。
◆講座「一万年前の日本料理」
日時:4月27日(土) 13:30~15:00
講師:西田 泰民/当館専門研究員
場所:新潟県立歴史博物館 研修室
定員:50名(要申込)
内容:
現在、縄文土器に残された食べ物の痕跡の研究が国際的規模で進められています。一万年前に土器で料理されたものはどんな食べ物だったのか、分析結果から考えます。
◆申し込み方法
電話、はがき、ファックスまたはメールで下記までお申し込みください。
講座名、お名前、住所、電話番号を明記してください。
◆申し込み先
新潟県立歴史博物館 経営企画課
〒940-2035 長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2
TEL:0258-47-6135 FAX:0258-47-6136
E-mail:koryu@nbz.or.jp
2013年04月09日
佐渡金銀山世界遺産登録推進企画「黄金の国々-甲斐の金山と越後・佐渡の金銀山-」お得情報のお知らせです。ぜひ、お得情報をうまく利用して本企画展を御覧ください。
(1)当館入場券の過去の半券で本企画展の観覧料が2割引になります。
(2)下記の企画展観覧割引券をお持ちいただくと、本企画展の観覧料が100円引きになります。
2013年03月22日
江戸時代後期の全国的な旅の盛行に伴い、越後を訪れる旅人が増加した状況下における越後の名所を、道中記(旅行案内記)や刊行絵図類などの出版物や旅日記・紀行文などから多角的に検証した。とりわけ、下越地域には越後特有の「燃水」(石油)や「火井」(天然ガス)、親鸞ゆかりの旧跡などが「越後七不思議」として数多く分布し、これらが周辺の著名な社寺を含んだ巡回ルートとして成立していたことを明らかにした。また、伊勢参宮や西国巡礼の途次で越後を通過した東北地方の旅人と、知的関心をもって越後を訪れた文人層・知識人層とでは、訪れる場所やルートに違いがみられることなども指摘した。
2013年03月22日
国内で所蔵される約100点の佐渡金銀山絵巻を比較・分類調査し、1730年代から幕末期までの100年以上にわたって制作され、その時々の経営・技術の変化が反映されていることを検証した。また、佐渡金銀山絵巻は元来、佐渡奉行所の絵図師(山尾氏)が佐渡奉行ら交代の度ごとに制作したが、現存する100点以上の絵巻の大半は、全国各地においてさまざまな理由で転写されたものであり、このような多数の写本の存在は、国内最大の金銀山だった佐渡金銀山そのものの重要性や、人々の関心の高さを反映することを指摘した。
2013年02月08日
太平洋戦争の末期に、米軍のB29爆撃機は日本本土に爆弾を投下し、長岡市も市街地の8割が焼け野原となり、昭和20年8月1日の一晩で1,484人の尊い命が失われました。
中央の大きなパネルは長岡空襲の様子です。また、展示上部の左右には長岡空襲で亡くなった方のお名前が記されています。
展示解説を行いながら、平和の大切さについて考えます。