2020年08月15日
日本列島では各地で年間9千件近い発掘調査が行われ、今までになかった発見や、日本列島の歴史に新たに書き加えられるような成果が得られています。
本展は近年注目を集めた遺跡の調査成果を時代ごとに選りすぐって紹介します。また、新潟県からは縄文土器の造形的特色を体現する火焔型土器を取り上げます。是非この機会に地中からよみがえった日本列島の歴史をお楽しみください。
◆ 会 期 令和2年8月22日(土)~9月27日(日)
※今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況によっては、日程の変更等が生じる場合があります。
◆ 時 間 9:30~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
◆ 場 所 新潟県立歴史博物館 企画展示室
新潟県長岡市関原町1-2247-2
TEL:0258-47-6130 FAX:0258-47-6136
◆ 休館日 8/24、8/31、9/7、9/14、9/23
◆ 観覧料 一般:840円(670円)、高校・大学生:600円(480円)、中学生以下:無料
※( )は20名様以上の団体料金
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◆ 主 催 文化庁、新潟県立歴史博物館、新潟日報社、全国新聞社事業協議会
◆ 共 催 信濃川火焔街道連携協議会(新潟市、三条市、長岡市、魚沼市、十日町市、津南町)
企画展示室の混雑状況によっては入場制限を行う場合があります。
館内ではマスクの着用をお願いします。
詳しくは【新潟県立歴史博物館の新型コロナウイルスの感染防止対策とお願い】をご覧ください。
【記念講演会】 ※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、中止になりました。
「発掘された日本列島展2020の見どころ(仮)」
◆ 日 時 令和2年8月22日(土)13:30~15:00
◆ 講 師 文化庁文化財第二課文化財調査官
【展示構成】
日本列島では毎年9千件近い発掘調査が行われています。このうち、近年発掘された遺跡や、成果がまとまった注目の7遺跡約200点を速報展示します。
新潟県からは阿賀野市の石船戸(いしふなと)遺跡が紹介されます。近くに石油産出地が集中し、アスファルトの利用実態を示す遺物が多く出土しています。東北や関東の太平洋側の地域との結びつきを想起させるものが多く、阿賀野川を介した縄文時代晩期の交流・交易の実像が見える遺跡です。
南北に細長い日本列島は、山脈と平野からなる起伏に富んだ地形とその周囲を流れる海流により多様な気候と自然環境が生み出され、人々はそうした自然と共生する中で多様な地域文化を育んできました。
本特集では、旧石器時代か古墳時代にかけての各地域の遺跡の発掘調査結果をつうじて、列島を織りなす多様な歴史文化の姿を紹介します。
新潟県からは三条市の吉野屋(よしのや)遺跡が紹介されます。縄文時代中期の大集落で、大量の遺物が出土しています。その中に縄文土器の代表的存在である「火焔型土器」や「王冠型土器」も含まれます。
その他地域色豊かな埴輪など、全国から集まった選りすぐりの出土品をぜひご覧ください。
記念物は我が国にとって歴史上・学術上価値の高い遺跡、鑑賞上価値の高い名勝地、学術上価値の高い動物・植物・地質鉱物の総称で、その中でも重要なものは「史跡」「名勝」「天然記念物」に指定されています。
全国各地に所在するこれらの記念物をテーマに地方公共団体が実施している様々な取り組みをパネルで展示し、記念物の多様な魅力を発信します。新潟県からは佐渡市の史跡「佐渡金銀山遺跡」が紹介されます。
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