2005年07月23日
開催期間 : 2005年7月30日(土)~9月11日(日)
(終了しました)
主催:新潟県教育委員会、新潟県立歴史博物館、(財)新潟県埋蔵文化財調査事業団
平成15・16年度に新潟県が調査した遺物を展覧。また、新たに県指定文化財に指定された考古資料も公開します。
開催概要
展覧会名: 「発掘が語る新潟の歴史2005」
会期: 2005年7月30日(土)~9月11日(日)
会場: 新潟県立歴史博物館 企画展示室
主催: 新潟県教育委員会、新潟県立歴史博物館、(財)新潟県埋蔵文化財調査事業団
観覧料: 無料(常設展示観覧料は別途必要)
内容: 平成15・16年度に新潟県が調査した遺物を展覧。また、新たに県指定文化財に指定された考古資料も公開します。
主な展示品
上ノ平遺跡(阿賀町)
数か所の石器のブロックが確認されている。ナイフ形石器・彫器・掻器・がまとまって出土し、県内でも数少ない旧石器時代後期の遺跡の中でも良好な石器群として注目される。
江添遺跡(中条町)
縄文時代後期の集落跡の一部で、動植物の加工場と考えられている。本遺跡は新潟平野の沖積部における最古級の遺跡として注目される。土器は在地のもののほかに東北地方南部のものがある。
西川内南遺跡(中条町)
古墳時代前期の集落跡。土器のほかに木製の皿や舟形、銅製の小型鏡が出土している。本遺跡は古墳時代前期の遺跡の立地や集落の在り方を今後再考させる一遺跡として注目される。
五反田遺跡(上越市)
大型建物群を中心とした平安時代後期の集落跡。土師器や須恵器などの日常生活用具のほかに、愛知県で焼かれた灰釉陶器・緑釉陶器、中国で焼かれた白磁碗、銅製の和鏡等が出土している。出土品から上層階級の貴族の居住地と考えられている。
浦廻遺跡(新潟市
13~14世紀の木製塔婆がまとまって出土し、「南無阿弥陀佛」「南無大日如来」などと墨で書かれている。当時の死者供養の一形態を示す資料として県内でも類例のない貴重な資料である。
東原町遺跡(柏崎市)
鯖石川下流域左岸の自然堤防上に立地する中世集落。かわらけや珠洲焼、青磁などが出土した。1万枚以上の銭が納められた珠洲焼の壷は14世紀後半頃に埋納されたものと考えられる。
その他の展示遺跡
昼塚遺跡(中条町)、道端遺跡(荒川町)、西川内北遺跡(中条町)、反貫目遺跡(中条町)、西部遺跡(神林村)、大坪遺跡(阿賀野市)、余川中道遺跡(南魚沼市)、金屋遺跡(南魚沼市)、三角田遺跡(上越市)、など
展示リスト(PDF 約30KB)
昼塚遺跡(中条町)、道端遺跡(荒川町)、西川内北遺跡(中条町)、反貫目遺跡(中条町)、西部遺跡(神林村)、大坪遺跡(阿賀野市)、余川中道遺跡(南魚沼市)、金屋遺跡(南魚沼市)、三角田遺跡(上越市)、など
展示リスト(PDF 約30KB)
講演会、展示解説
内容:
・11:00~12:00発掘調査報告
山本肇氏((財)新潟県埋蔵文化財調査事業団)
・13:00~15:15 講演会『新潟県北部沖積地の発掘調査から』
「沖積地の縄文時代の遺跡について」
講師:寺崎裕助氏((財)新潟県埋蔵文化財調査事業団)
「古墳時代前期の様相」
講師:滝沢規朗氏((財)新潟県埋蔵文化財調査事業団)
・15:30~16:30 展示解説
会場:新潟県立歴史博物館 講堂、企画展示室
聴講無料(当日会場までお越しください、定員150名)
ギャラリートーク
(財)新潟県埋蔵文化財調査事業団調査員によるギャラリートークを開催します。
10:30~11:30、13:30~14:30
新潟県立歴史博物館 企画展示室
参加無料(当日会場までお越しください)
第1回 7月31日(日) 三ツ井朋子氏
第2回 8月6日(土) 佐藤友子氏
第3回 8月7日(日) 高橋保氏
第4回 8月20日(土) 小田由美子氏
第6回 8月28日(日) 山本肇氏