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企画展示

佐渡金銀山絵巻―収蔵品を楽しむ―

2007年06月16日

開催期間 : 2007年6月23日(土)~7月29日(日)

(終了しました)

 

歴史博物館は新潟県の歴史・文化に関する資料の収集に努め、それらを注意深く保存しています。この展覧会では「佐渡金銀山絵巻」を中心とした一部の資料を公開し、江戸時代の新潟にまつわる歴史的エピソードを紹介します。

 

 

 

主な展示資料

 

堀直竒公寿象 寛永13年(1636)
江戸初期の傑出した大名である堀直竒の晩年の姿が描かれています。長岡譲渡その城下町建設、新潟町や湊の整備を手がけ、後に村上藩10万石の領主となりました。堀家の御子孫から寄託されている収蔵品です。

 

帰山雲涯画 信川之鮭魚 明治前期
絹本彩色。明治11年(1878)から18年(1885)まで新潟県令を務めた永山盛輝の御子孫から寄贈されたもので、岩船郡三面郷や明訓学校などの風景画や小千谷縮など名産の図などを所蔵しています。帰山雲涯は幕末から明治初期にかけて三条を中心に活躍した画家です。

 

佐渡国金銀山敷岡稼方図 江戸後期
佐渡金銀山絵巻は、坑内の採鉱の様子からはじまり、様々な製錬の過程を経て小判に鋳造されるまでを描いたものです。本絵巻は全長20数メートルの長大なものです。そのすべてをご覧いただける展示は初めてとなります。

 

越後全図 文化14年(1817)
今町(見附市)の地理学者小泉其明が描き、新潟で出版された地図。越後佐渡の詳細が描かれています。名所旧跡、温泉など現代の地図でも欠かせない情報も盛り込まれています。

 

北越雪譜 天保8年(1837)・同12年(1841)
魚沼郡塩沢の縮商人鈴木牧之が書いた本。雪深い魚沼地方を中心とした越後の自然・習俗・産業・民具・伝承などを絵入りで紹介しています。江戸で出版され、ベストセラーとなりました。

 

観覧料

分類料金団体料金(団体は20名以上)
一般400円320円
高校・大学200円160円
小学・中学100円80円

土・日・祝休日は小・中学生無料、
常設展も観覧できます。

 

主催/新潟県立歴史博物館

 

後援/新潟県教育委員会・佐渡市教育委員会・長岡郷土史研究会・新潟史学会・新潟日報社・朝日新聞新潟総局・
毎日新聞新潟支局・読売新聞新潟支局・日本経済新聞社新潟支局・NHK新潟放送局・BSN新潟放送・
NST新潟総合テレビ・TeNYテレビ新潟・UX新潟テレビ21・FMながおか

 

(1)展示解説
毎週 土曜日・日曜日11:00~11:30
*各回の担当者・解説内容が異なります。

 

(2)ワークショップ「収蔵品の取り扱い 資料に触れる」
毎週 土曜日・日曜日15:00~15:30

 

(3)ミュージアムツアー
「収蔵品の整理・保管 博物館のすべて見せます」
6月27日 水曜日14:00~15:00
7月11日 水曜日14:00~15:00
7月25日 水曜日14:00~15:00

 

(4)講演会
7月15日(日)13:30~15:00
「越後の庶民文芸と草莽の学問」
井上慶隆氏(元新潟大学教授)

 

6月30日(土)13:30~15:00
「佐渡金銀山絵巻の世界」
渡部浩二(当館主任研究員)
*(1)~(3)事前申し込み不要・集合場所企画展示室(参加には観覧券が必要です)
*(4)事前申し込み(電話・ファックス メール 葉書)