2018年03月08日
開催期間 : 2018年4月14日(土)~5月27日(日)
17世紀初頭、現在の佐賀県有田において国内初となる磁器(伊万里焼)の製造が始まりましたが、当初は大名や公家など限られた階級のみで用いられる高級品でした。
やがて19世紀に江戸が文化都市として成熟をむかえると、歌舞伎や人形浄瑠璃、浮世絵といった多くの娯楽対象が隆盛し、人々は「粋(いき)」な江戸文化を謳歌しました。また、屋台や料亭といった外食産業も盛んとなって、それまでとは違った実用的な生活食器が必要とされるようになり、伊万里焼もそれまでの豪華絢爛な作風ではなく、時代背景をもとに町民文化のなかに溶け込んでいくようになりました。
本展では、初公開の古伊万里コレクションを通じて、江戸時代の人々が好んだ「粋な古伊万里」に注目し、その驚くべき意匠(デザイン)世界を探ります。
◆会期 2018年4月14日(土)~5月27日(日)
◆時間 9:30~17:00 (観覧券の販売は16:30まで)※初日は11:00~
◆場所 新潟県立歴史博物館 企画展示室
◆休館日 月曜日(ただし4月30日は開館)
◆観覧料 一般720円(570円)、高校・大学生500円(400円)、中学生以下無料
※( )は20名様以上の団体料金
◆関連イベント
・記念講演会「伊万里磁器を楽しむ」
日時:5月13日(日)13:30~15:00 会場:講堂(定員150名 要申込み)
講師:荒川正明 氏(学習院大学教授)
・体験コーナー「古伊万里缶バッジを作ろう!」
伊万里焼の画像をおさめた缶バッジを作ります。
期間:4月21日(土)~5月27日(日)の土日・祝日
時間:13:30~16:00(受付は15:30まで)
会場:常設展示室内「体験コーナー」
体験コーナー「古伊万里缶バッジを作ろう!」の情報はこちら