2001年09月15日
秋季企画展「冷泉家展」に関連した2回目の講演会が開催されました。
講師は東京大学史料編さん所の尾上陽介氏で、「藤原定家と『明月記』」と題した講演でした。
会場は約370名という多数のお客様であふれんばかりになりました。
講演も、専門的な内容でありながら、噛み砕いた説明で大変にわかりやすかったと大好評でした。
2001年09月15日
秋季企画展「冷泉家展」において、藤原定家自筆『明月記』(国宝、財団法人冷泉家時雨亭文庫所蔵)の展示が始まりました。
当館においては国宝の展示は初めてとなります。
なかなか目にすることのできない貴重な資料を見ようと、初日から多数の来場者がありました。
(『明月記』の展示は9月30日までです。)
2001年09月02日
秋季企画展「冷泉家展」に関連した講演会が開催されました。
冷泉家第25代当主で池坊短期大学学長である冷泉為人氏が「冷泉家の歴史と文化」と題した講演会を行いました。
会場には約350名のお客様がおいでになり、立ち見も出るほどの大盛況となるなか、来聴者の方々は冷泉先生の講演に熱心に耳を傾けていました。
2001年09月01日
秋季企画展「冷泉家展-近世公家の生活と伝統文化-」のオープニングセレモニーが行われました。「冷泉家展」は9月30日までです。
2001年08月25日
開催期間 : 2001年9月1日(土)~9月30日(日)
(終了しました)
現在、京都御所の北に居を構える冷泉家は、平安時代後期から鎌倉時代に活躍した歌人、藤原俊成(1114~1204)と定家(1162~1241)を祖に八百年の長きにわたり、歌道をなりわいとしてその伝統を受け継いできました。
冷泉家には、俊成以来の歌集、歌論などの古典籍とともに、歌道の宗家としての年中行事にともなう装束、絵画、工芸品が数多く秘蔵されています。それらは、伝統を大切に守り続けてきた歴代冷泉家の人々の努力と叡知のたまものといえるでしょう。
本展は中世から現代へと連綿と流れる冷泉家の歴史の中でも、特に江戸時代に注目し、これまで武家や町人ほどには紹介される機会がなかった江戸時代の公家の生活と伝統文化を、冷泉家に伝わる門外不出の名品約100点によって再現しようとするものです。
場所:新潟県立歴史博物館(tel.0258-47-6130)
観覧料
分類 | 料金 | 団体料金(団体は20名以上) |
---|---|---|
一般 | 700円 | 560円 |
高校・大学 | 500円 | 400円 |
小学・中学 | 300円 | 240円 |
( )内団体料金、団体は20名様以上
講演会
9月2日(日)13:30~15:30
「冷泉家の歴史と文化」
冷泉為人氏
(冷泉家第25代当主・池坊短期大学学長)
9月15日(土)13:30~15:30
「藤原定家と『明月記』」
尾上陽介氏
(東京大学史料編さん所助手)
当館講堂・聴講無料
1. 名称
「冷泉家展-近世公家の生活と伝統文化-」
(新潟県民文化祭2001参加協賛事業)
2. 期間
平成13年9月1日(土)~9月30日(日) 26日間
9:30~17:00(最終入館は16:30)
月曜日休館(ただし24日は開館、翌25日休館)
3. 会場
新潟県立歴史博物館 企画展示室
4. 主催
新潟県立歴史博物館、財団法人冷泉家時雨亭文庫、朝日新聞社、NT21新潟テレビ21 5. 後援 文化庁、新潟県教育委員会、長岡市教育委員会、新潟史学会、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ、 TeNYテレビ新潟、ケーブルネット新潟、NCT長岡ケーブルテレビ、エフエムラジオ新潟、FMながおか(以上順不同)
6. 協賛
大日本印刷株式会社
7. 料金
一般700円 大・高500円 中・小 300円 (団体は2割引)
8. 趣旨
現在、京都御所の北に居を構える冷泉家は、平安時代後期から鎌倉時代に活躍した歌人、藤原俊成(1114~1204)と定家(1162~1241)を祖に八百年の長きにわたり、歌道をなりわいとしてその伝統を受け継いできまし た。
冷泉家には、俊成以来の歌集、歌論などの古典籍とともに、歌道の宗家としての年中行事にともなう装束、絵画、工芸品が数多く秘蔵されています。それらは、伝統を大切に守り続けてきた歴代冷泉家の人々の努力と叡知のたまものといえるでしょう。
本展は中世から現代へと連綿と流れる 冷泉家の歴史の中でも、特に江戸時代に注目し、これまで武家や町人ほどには紹介される機会がなかった江戸時代の公家の生活と伝統文化を、冷泉家に伝わる門外不出の名品約100点によって再現しようとするものです。
9. 展示構成
1 遊び
カルタ、けまり蹴鞠、貝合わせ、行楽に使用した手提げ弁当ほか風雅な遊びの世 界を紹介。
2 うつわ
公家膳組、定家を祀る「こうもん黄門えいく影供」膳、多様な伊万里の器など。
3 筆の錦
「春、夏」「秋冬、恋」「雑」の全3巻からなり、幕末期の京都画壇の画家 たち(土佐、狩野、四条、岸、原派)の作品(90図)で構成される。
4 四季の綾-部屋の飾り
四季折々の床飾り、屏風、扇絵など。
5 最後の公卿-冷泉為理の静かな日々
幕末から明治へ変革の時代、多くの公家が東京へ居を移すなか、京都に残 り歌道の伝統を守り抜いた第20代当主、冷泉為理(1824~1885)に焦点 を当て、愛用の品々で当主の部屋を再現。
6 歴代の筆跡
冷泉家の歴代当主は、藤原定家が遺した特色ある書体を「定家様」として 尊び、その研究に励んだ。なかでも「中興の祖」と呼ばれる為村(1712~ 1774)は個性を加味した「冷泉流」を生み、後世に継承されている。
7 『明月記』
藤原定家の日記である『明月記』(国宝)を特別に展示する。(9月15日 ~30日のみ)
10. 関連イベント
(1) 記念講演会1
日時:9月2日(日)13:30~15:30
会場:新潟県立歴史博物館 講堂
講師:冷泉家第25代当主・池坊短期大学学長 冷泉為人氏
演題:「冷泉家の歴史と文化」
(2) 記念講演会2
日時:9月15日(土)13:30~15:30 会場:新潟県立歴史博物館 講堂
講師:東京大学史料編さん所助手 尾上陽介氏
演題:「藤原定家と『明月記』」
11.『明月記』展示
日時:2001年9月15日(土)~30日(日)
資料:『明月記』第五 正治二年正月二月記 1点(国宝)
内容:藤原定家が越後に所有する所領についての記載がある 「今日、越後小郷下向使者称脚力送少分物等云々」
※越後国刈羽郷
(参考)正治元年九月廿二日条
「今日自大臣殿越後少郷一加給、日来所給之苅羽郷之内、熱所之郷有 之、…」
2001年08月19日
夏季企画展「大地に刻まれた記憶-発掘が語る新潟の歴史」が終了しました。期間中の観覧者数は17,372名でした。
2001年08月01日
開館から丸1年がたちました。7月31日までの累計入館者数は144,272名でした。