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10月常設展ワンポイント解説

2018年10月02日

新潟県立歴史博物館では、毎週土日に研究員による常設展示ワンポイント解説を行っています。
最新の研究成果から、わかりやすく面白い話題を提供します。
日時は、毎週土日、午後1時から始め、10分から30分程度行っています。
料金は、常設展観覧料(一般510円 高校生・大学生200円 中学生以下無料)が必要です。
企画展観覧券で常設展も観覧できますので「徳川の栄華」展とあわせてぜひワンポイント解説にもお越し下さい。
このワンポイント解説を聴くと、常設展が何倍も面白くなります。観覧者のみなさまの質問にもお答えします。研究員との対話をお楽しみ下さい!

なお、常設展示がよくわかる「常設展示図録」も販売しております。

【10月常設展示ワンポイント解説予定】  

   常設展ワンポイント解説の様子


 
10月6日(土)13:00~「五頭温泉郷と弘法大師」
(浅井研究員)

五頭温泉郷の開湯伝説について解説します。

10月7日(日)13:00~「かくせつ」(三国研究員)
秋の収穫が終ったころなどに行われた「かくせつ」
について解説します。

10月13日(土)13:00~「旅する石、黒曜石」
(橋詰研究員)

鋭い刃を生み出す黒曜石は先史時代の貴重な道具素材でした。重要な資源として各地に運ばれた黒曜石についてお話しします。

10月14日(日)13:00~「縄文時代のムラと記念」(宮尾研究員)
縄文時代には本拠地となるムラがあります。住居とともに墓などの記念物と評価できる構造物があります。それらの役割について考えます。

10月20日(土)13:00~「吉田初三郎の鳥瞰図と新潟県の鉄道史」(田邊研究員)
近代新潟県の鉄道史を吉田初三郎の鳥瞰図と関連させて紹介します。

10月21日(日)13:00~「上杉家の関ヶ原合戦」(前嶋研究員)
慶長5年(1600)の関ヶ原合戦は天下の趨勢を大きく動かし、上杉家は会津から米沢へと移封となりました。関ヶ原合戦の様相と上杉家との関わりを紹介します。

10月27日(土)13:00~「新潟県産業観光大博覧会」(山本研究員)
新潟開港70周年を記念し計画されながらも中止のやむなきに至った日本海大博覧会。その機運を戦後改めて醸成し開催された博覧会について、当時の資料を見ながら振り返ります。

10月28日(日)13:00~「描かれた農耕」(大楽研究員)
屏風や絵巻に描かれた農耕について解説します。















「徳川の栄華」展、1期の展示は10月8日まで、10日から展示替え(終了しました)

2018年09月30日

「徳川の栄華―徳川家、日光東照宮、牧野家ゆかりの名品―」は会期中に一部展示替えを行います。
1期の展示は10月8日(月・祝)までとなりますのでご注意ください。
詳しくは下のPDFファイルをご覧下さい。

「徳川の栄華」展 展示資料一覧(最新版10/3)はこちら(PDF)

  1期: 9月15日(土)~10月 8日(月・祝)
  2期:10月10日(水)~10月21日(日)
  3期:10月23日(火)~11月 4日(日)


【1期の主な展示資料】10月8日(月・祝)までの展示ですので、お見逃しなく! 

●徳川家康任征夷大将軍宣旨(栃木県・日光東照宮) ※展示期間:9月15日~10月8日
慶長八年(一六〇三)二月一二日、徳川家康は後陽成天皇から征夷大将軍に任じられました。
この古文書は宣旨といい、天皇の命を伝達するためなどに用いられました。

●宣旨箱(中箱)(栃木県・日光東照宮) ※展示期間:9月15日~10月8日
徳川家康任征夷大将軍宣旨を含め、徳川家康に宛てて出された位記や宣旨など計一〇二通を収めた箱
です。箱全体は三重になっていて、本作はそのうちの中箱です。


●重要文化財 太刀 銘一(栃木県・日光東照宮) ※拵(こしらえ)は9月15日~10月8日
東照宮春秋の祭礼に第一老の社家がこれを背負って供奉したとされる太刀
です。鎌倉時代中期、備前福岡一文字派による作と考えられています。刀身は11月4日まで展示しますが、葵の御紋の入った拵(こしらえ)は10月8日までの展示です。(写真は刀身のみ)



●小袖(萌黄繻子地雪持笹御所車文様葵紋付)(德川記念財団) ※展示期間:9月15日~10月8日
一三代将軍徳川家定の継室天璋院(篤姫)の所用と伝えられる小袖です。雪が積もった竹林とその中にたたずむ御所車が刺繍であらわれています。

●村梨子地葉菊紋蒔絵旅櫛箱 和宮婚礼調度(德川記念財団) ※展示期間:9月15日~10月8日
旅先で身だしなみを整えるのに必要な最小限の携帯用化粧道具と、それを収納する三段重ねの箱です。和宮(静寛院宮)降嫁のために朝廷側で用意された調度品です。



すべてのせることができませんが、この他にも「関ヶ原御陣之図」、徳川家康が描いた「大黒天図」、静寛院宮(和宮)が着用したと言われる白い帷子(かたびら:夏用の衣服)なども10月8日(月・祝)までの展示です!お見逃しなく!

10月10日(水)からは2期の展示が始まります。新たに38点の資料が展示され、大坂夏の陣の布陣を
描いた「大坂夏御陣図」や、3代将軍徳川家光のみた夢に基づいて狩野探幽が描いた「東照大権現霊夢像」、静寛院宮(和宮)の豪華な打掛(うちかけ)など、注目すべき新たな資料が目白押しです。
2期の展示もお楽しみに!




秋季企画展「徳川の栄華―徳川家、日光東照宮、牧野家ゆかりの名品―」の展覧会の詳細はこちら
秋季企画展 お得な割引情報はこちら


















謙信・兼続に変身!②(終了しました)

2018年09月28日

当館では、11月10日(土)~11月23日(金・祝)までの土日に、体験コーナー「謙信・兼続に変身!」を開催します。上杉謙信や直江兼続の鎧(模造品)を身につけて、戦国武将に変身します。
大人から子どもまで楽しめますので、ぜひご参加ください。













期間: 2018年11月10日(土)~11月23日(金・祝)の土日のみ

時間: 13:30~16:00(受付は15:30まで)

料金: 体験無料 ただし常設展観覧料【一般510円 高校・大学200円 中学生以下無料】が必要

申し込み: 不要 当日体験コーナー(常設展示室内)にお越し下さい

お問い合わせ先: 新潟県立歴史博物館 経営企画課 交流普及担当
TEL 0258-47-6135
FAX 0258-47-6136


2018年度体験コーナーチラシ(後期)













館内レストラン 「徳川の栄華」展 限定特別メニュー

2018年09月21日

館内にある「レストラン縄文」では、企画展ごとに期間限定の特別メニューを提供しています。


現在開催中の秋季企画展「徳川の栄華」展の特別メニューはこちら!
企画展を観覧の際には、ぜひお召し上がり下さい。

 ①「薬膳がゆ」(500円)
  

徳川家康はといえばかなりの健康マニアで、医療や漢方薬の研究に熱心だったことは有名ですね。この薬膳がゆにもナツメやクコの実などが入っていて美容と健康にとってもよいです。トッピングも自由!

 ②「徳川の栄華御膳」(800円)
  

おかゆではもの足りない!って方はこちら!エビ、キス、野菜もたっぷりの天ぷら定食です。



さらに「戊辰戦争」展で好評だった「桜飯定食」が弁当に!
「桜飯弁当」(1000円)

刻んだ大根の味噌漬けを、暖かいご飯に混ぜた「桜飯」は優しい味でとってもおいしく、サバの味噌煮との相性もぴったり。団体での利用時なども注文を承っております。




「レストラン縄文」その他のメニューはこちら

秋季企画展「徳川の栄華―徳川家、日光東照宮、牧野家ゆかりの名品―」のご案内はこちら







「徳川の栄華」展 図録&関連商品 ショップにて販売中!(終了しました)

2018年09月20日

館内にあるミュージアムショップ柏屋では、秋季企画展にあわせて関連書籍・関連グッズを販売しています。

図録「徳川の栄華―徳川家、日光東照宮、牧野家ゆかりの名品―」1000円

    
全143ページ。9月30日まで展示の特別出品の銀印「経文緯武」も含む、展示資料158点の写真と解説を掲載。見ているだけでも華やいだ気持ちになります。

    
そのほか、江戸時代・徳川家・長岡藩関連の書籍も充実しています。

関連グッズも美しいものがたくさん!ご観覧の記念に、お土産にいかがでしょうか?
            一筆箋 各400円           A4クリアファイル各400円

            A5クリアファイル300円・ミニクリアファイル250円     絵ハガキセット各500円

柏屋さんはもともと酒屋さん(柏露酒造)なので、お酒コーナーも

充実しています。

ミュージアムショップ柏屋は、企画展会期中は毎日10:00~16:00に営業しています(休館日をのぞく)。

柏露酒造株式会社ホームページはこちら

講座「土器づくりの始まったころ」(終了しました)

2018年09月16日

講師 : 橋詰 潤(当館研究員)

土器は、日本では最古の例で約1万6千年前から、新潟県でも1万5千年前頃には使われはじめます。土器はどのような背景の下で使われはじめたのかについて、周辺地域や古環境などについて紹介しながら考えます。

期日  2018年11月17日(土) 

時間  13:30~15:00

会場  新潟県立歴史博物館 研修室

定員  50名(要申込)

料金  無料

申し込み方法
 電話、はがき、ファックスまたはメールで下記までお申し込みください。
 講座名、お名前、住所、電話番号を明記してください。

申し込み先
 新潟県立歴史博物館 経営企画課
 〒940-2035 長岡市関原町1ー2247ー2

 TEL:0258-47-6135 FAX:0258-47-6136 E-mail:koryu@nbz.or.jp


2018年度後期 講座・講演会一覧(PDF)はこちら













「徳川の栄華」展の展示構成・見どころを紹介

2018年09月16日


新潟県立歴史博物館平成30年度秋季企画展
長岡開府400年・NST開局50周年記念
 「徳川の栄華―徳川家、日光東照宮、牧野家ゆかりの名品―」
 

会期   2018年9月15日(土)~11月4日(日)
会期中に一部展示替えを行いますのでご注意ください。
詳しくは下のPDFファイルをご覧下さい。
  1期: 9月15日(土)~10月 8日(月・祝)
  2期:10月10日(水)~10月21日(日)
  3期:10月23日(火)~11月 4日(日)

「徳川の栄華」展 展示資料一覧(最新版10/3)はこちら(PDF)

秋季企画展「徳川の栄華―徳川家、日光東照宮、牧野家ゆかりの名品―」の展覧会の詳細はこちら
秋季企画展 お得な割引情報はこちら


              ★★新出資料初公開のお知らせ★★
       徳川宗家で2017年に発見された銀印「経文緯武(けいぶんいぶ)」が特別公開!
          (展示期間:9月15日~9月30日)※銀印の公開は終了しました



◆展示の構成
プロローグ 「天下泰平」の到来と越後
第一章   德川将軍家と長岡藩牧野家
第二章   将軍家の威光と東照宮
第三章   姫君の華麗なる日々
第四章   牧野家墓所の副葬品から
エピローグ 江戸文化の記憶



主な展示資料紹介
【プロローグ 「天下泰平」の到来と越後】
●徳川家康任征夷大将軍宣旨(栃木県・日光東照宮) ※展示期間:9月15日~10月8日
慶長八年(一六〇三)二月一二日、徳川家康は後陽成天皇から征夷大将軍に任じられました。
この古文書は宣旨といい、天皇の命を伝達するためなどに用いられました。

●宣旨箱(中箱)(栃木県・日光東照宮) ※展示期間:9月15日~10月8日
徳川家康任征夷大将軍宣旨を含め、徳川家康に宛てて出された位記や宣旨など計一〇二通を収めた箱
です。箱全体は三重になっていて、本作はそのうちの中箱です。



【第一章 德川将軍家と長岡藩牧野家】
●鳳凰図(徳川家光筆)(德川記念財団) ※展示期間:10月10日~11月4日
三代将軍徳川家光が墨で描いたと伝えられる鳳凰図です。徳川家では将軍やその嫡男、また姫君などは狩野派絵師に絵画を学んでいました。

●馬図屏風(徳川綱吉筆)(長岡市・牧野忠昌氏)
 ※展示期間:9月15日~11月4日(10月8日に左右隻を入れ替えます)
五代将軍徳川綱吉が描いた馬の図で、長岡藩主牧野家が拝領したものです。綱吉と長岡藩三代藩主
牧野忠辰との関係がうかがわれます。

















●牧野忠辰奉納絵馬(彌彦神社) ※展示期間:9月15日~11月4日
長岡藩三代藩主牧野忠辰が彌彦神社に奉納した絵馬のうちの一面で、元禄7年12月の年紀が記されて
います。この年忠辰は同社に新たな社を創建するなどしています。

●銀細工「兜に梅の花一枝」(德川記念財団) ※展示期間:9月15日~11月4日
将軍家に伝来した銀細工のうちのひとつです。兜に梅の花をあしらっています。寿永3年(1184)に
梶原源太景季が梅の花一枝を箙(えびら・矢を入れる道具)にさして武功をあげた、という故事にちなんだものです。

●牧野備前守加判之列仰付其外の節御意之振(東京都・個人) ※展示期間:9月15日~11月4日
徳川将軍家に伝わった古文書で、文久3年(1863)、老中になった牧野忠恭に対して将軍家茂がかけた
ことばなどが書き付けられています。

●葵紋付き弁当箱(長岡市・関真氏) ※展示期間:9月15日~11月4日
葵の紋が配された弁当箱で、徳川家ゆかりの品と伝えられます。本展が初公開となります。

《特別公開》銀印「経文緯武」(德川記念財団) ※展示期間:9月15日~9月30日
銀印「経文緯武(けいぶんいぶ)」は、2017年に徳川宗家の蔵を調査する過程で発見されました。黒漆葵紋付蒔絵方形箱に入っていた銀印の印面の大きさは縦9.2cm・横9.2cmで、印面から鈕までの高さは7.8cm、重さ2.7kgです。14代将軍徳川家茂と15代将軍徳川慶喜が使用し、主に外交文書に押印されています。銀印が捺された外交文書には安政6年の日米修好通商条約批准書などがあり、日本外交史上で大変貴重な資料です。本展が初公開となる資料です。   詳細は德川記念財団ホームページ




【第二章 将軍家の威光と東照宮】
●東照大権現霊夢像(德川記念財団) ※展示期間:10月10日~11月4日
三代将軍徳川家光は、夢に見た祖父家康のすがたを御用絵師の狩野探幽に多数描かせました。この図はそのうちの一つで、寛永18年(1641)に描かれたものです。

●重要文化財 東照社縁起絵巻(仮名本)(栃木県・日光東照宮)
※展示期間:9月15日~11月4日(時期によって展示場面を変更します)
三代将軍家光によって制作された絵巻で、初代将軍徳川家康の一生とその供養・神格化、日光東照社
創建の由来などを五巻二四段に構成したものです。絵は狩野探幽が描いています。

●国宝 蒔絵扉 牡丹蒔絵(栃木県・日光東照宮) ※展示期間:9月15日~11月4日
寛永13年(1636)、徳川家光が行った東照宮本社本殿の造替の当初に本殿妻戸として用いられていた扉のうちの一枚です。なお、もう一枚には蒔絵で梅があらわされています。

●重要文化財 太刀 銘一(栃木県・日光東照宮) ※展示期間:9月15日~11月4日(刀身のみ、
拵は9月15日~10月8日)東照宮春秋の祭礼に第一老の社家がこれを背負って供奉したとされる太刀
です。鎌倉時代中期、備前福岡一文字派による作と考えられています。



【第三章 姫君の華麗なる日々】
●小袖(萌黄繻子地雪持笹御所車文様葵紋付)(德川記念財団) ※展示期間:9月15日~10月8日
一三代将軍徳川家定の継室天璋院(篤姫)の所用と伝えられる小袖です。雪が積もった竹林とその中にたたずむ御所車が刺繍であらわれています。

●掛袱紗(萌黄地葵牡丹唐草文様)(德川記念財団) ※展示期間:10月10日~10月21日
 ※資料名称は仮です。
天璋院(篤姫)の所用と考えられます。徳川家の葵紋と嫁ぐ前に天璋院が養子となっていた近衛家の家紋である牡丹紋があらわされています。本展が初公開となる作品です。

●村梨子地葉菊紋蒔絵旅櫛箱 和宮婚礼調度(德川記念財団) ※展示期間:9月15日~10月8日
旅先で身だしなみを整えるのに必要な最小限の携帯用化粧道具と、それを収納する三段重ねの箱です。和宮(静寛院宮)降嫁のために朝廷側で用意された調度品です。



【第四章 牧野家墓所の副葬品から】【エピローグ 江戸文化の記憶】
●日光東照宮写真絵巻(德川記念財団)
 ※展示期間:9月15日~11月4日(時期によって内容を変更します)
近代以後の日光東照宮およびその周辺の写真等30枚を貼り継いだ巻子です。およそ20世紀前半頃と考えられます。おもに日光東照宮の杉並木・建築などがうつっています。こちらの画像は陽明門です。