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「戦後75年」展 戦地から持ち帰ったバイオリンを演奏していただきました

2020年08月06日

 

8月16日まで開催していた夏季企画展「戦後75年―私の戦争体験記―」では、中頸城郡和田村(現妙高市)出身の植木周三さんを紹介しました。

植木周三さんは旧制高田中学校(現高田高校)で音楽と出会い、東京音楽学校(現東京芸術大学)でバイオリンを学びました。

企画展では、植木さんが戦地から持ち帰ったバイオリンや楽譜を展示させていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

スマトラ島のパレンバン油田の高射砲部隊の中隊長として終戦を迎えた植木さんは、空襲で戦死した部下たちを追悼するために「ムシ河畔の追悼」を作詞作曲し、復員前に現地で行われた追悼式で演奏しました。

 

先日、植木さんの三女の幸子さんが、当館企画展示室内で特別にそのバイオリンで「ムシ河畔の追悼」を演奏してくださいました。

 

演奏前に、周三さんの写真に深々と頭をさげる幸子さんの姿が印象的で、演奏中はお父さんと一緒に演奏されているようでした。

 

曲の最後には「亡き友よ いま いづこにさまよえる」とあります。

この曲は周三さんが自分の身を砕くような思いで作り、演奏した曲であると、幸子さんは語って下さいました。

 

幸子さんのバイオリン演奏と歌は、当館のSNSで紹介しています。

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