温暖な気候に恵まれ、四季の移り変わりがはっきりとした日本列島では、約15,000年前から約2,500年前までの間、狩猟・採集と定住生活に特徴づけられる縄文時代が続きました。この展示室では、世界的にも稀な豊かな食料採集経済を営んだ縄文人が、四季の移り変わりに対応して、様々な技術を開発しながら暮らしていた様子を、実物大の復元で紹介します。
縄文時代の一般的な住まいであった竪穴住居は、縄文人の日常的な生活空間であるとともに、祭壇や石柱・特殊な形の土器などを配置した非日常的な空間としての役割も果たしていました。