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歴史博物館とは

館長挨拶

 当博物館は2000(平成12)年8月、新潟県のほぼ中央に位置する長岡市西部丘陵の一角、火焔土器が出土した馬高・三十稲場遺跡の近隣に開館し、これまで、新潟県内外からの多くの皆様にご来館・ご利用いただきましたことに、心より厚く御礼申し上げます。

 さて、2020年初めに発生した新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は日本においても猛威をふるい、当館も大きな影響を受けておりましたが、2023(令和5)年5月には5類感染症に移行するなど、日常活動は徐々に正常化の方向にあります。しかしながら、感染症は未だ収束したとは言えない状況が続いておりますので、当館といたしましては引き続き感染症対策には十分な対策を講じ、皆様のご来館をお待ち申し上げております。

 当館は「新潟県の歴史・民俗並びに縄文文化に関する総合的な研究・紹介活動を行う、歴史民俗博物館、縄文博物館双方の性格を併せ持った博物館」としての使命を再認識し、これからも収集・保管・調査・研究・展示などの諸活動に地道に取り組んで参りたいと思います。
 当館の常設展示は、全国的・世界的視点からの縄文文化の紹介・展示(縄文人の世界、縄文文化を探る)と、新潟県の歴史・文化を紹介する歴史展示(新潟県のあゆみ、雪とくらし、米づくり)が特徴となっています。縄文展示ではその暮らしぶりを実物大の復元で紹介しているコーナーがあるほか、新潟県の歴史展示でも、先人たちの様々な姿がリアルに紹介されています。また、この他毎年様々な歴史的テーマの企画展を開催しているほか、週末は常設展示ワンポイント解説、各種講座、体験プログラムなども行っており、ご好評をいただいております。詳細につきましては都度当館ホームページでご確認の上、ご来館くださるようお願いいたします。

 これからも今まで以上に、小中高の児童生徒からシルバー層に至る幅広い皆様にご利用いただき、愛される博物館を目指して職員一同努力してまいりますので、皆様のより一層のご理解、ご来館、ご支援を心よりお願い申し上げます。

2023(令和5)年4月

新潟県立歴史博物館 館長 小原 清文