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「徳川の栄華」展、2期の主な展示資料を紹介(10月10日から展示替え)(終了しました)

2018年10月09日

「徳川の栄華―徳川家、日光東照宮、牧野家ゆかりの名品―」は10月10日(水)から38点あまり展示が替わりました。1期の展示をご覧になった方がもう一度ご観覧いただいても、十分ご満足いただける内容です。チケットの半券の提示で2割引になるリピーター割引もありますので、ぜひご利用ください。

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  1期: 9月15日(土)~10月 8日(月・祝)
  2期:10月10日(水)~10月21日(日)
  3期:10月23日(火)~11月 4日(日)
それぞれの展示資料については下のPDFファイルをご覧下さい。

「徳川の栄華」展 展示資料一覧(最新版10/3)はこちら(PDF)

【2期の主な展示資料】 

●大坂夏御陣図(新潟大学付属図書館) ※展示期間:10月10日~11月4日
大坂の陣の布陣についてあらわした全六鋪の図のうちの五を展示しています。牧野忠成は冬の陣・夏の陣にいずれも参陣していますが、図の中にその名をみることができます。

●鳳凰図(徳川家光筆)(德川記念財団) ※展示期間:10月10日~11月4日
三代将軍徳川家光が墨で描いたと伝えられる鳳凰図です。徳川家では将軍やその嫡男、また姫君などは狩野派絵師に絵画を学んでいました。

●馬図屏風(徳川綱吉筆)(長岡市・牧野忠昌氏)
 ※展示期間:9月15日~11月4日(10月8日に左右隻を入れ替えます)
五代将軍徳川綱吉が描いた馬の図で、長岡藩主牧野家が拝領したものです。綱吉と長岡藩三代藩主
牧野忠辰との関係がうかがわれます。

















●牧野忠辰奉納絵馬(彌彦神社) ※展示期間:9月15日~11月4日
長岡藩三代藩主牧野忠辰が彌彦神社に奉納した絵馬のうちの一面で、元禄7年12月の年紀が記されています。この年忠辰は同社に新たな社を創建するなどしています。

●銀細工「兜に梅の花一枝」(德川記念財団) ※展示期間:9月15日~11月4日
将軍家に伝来した銀細工のうちのひとつです。兜に梅の花をあしらっています。寿永3年(1184)に梶原源太景季が梅の花一枝を箙(えびら・矢を入れる道具)にさして武功をあげた、という故事にちなんだものです。


●牧野備前守加判之列仰付其外の節御意之振(東京都・個人) ※展示期間:9月15日~11月4日
徳川将軍家に伝わった古文書で、文久3年(1863)、老中になった牧野忠恭に対して将軍家茂がかけたことばなどが書き付けられています。

●葵紋付き弁当箱(長岡市・関真氏) ※展示期間:9月15日~11月4日
葵の紋が配された弁当箱で、徳川家ゆかりの品と伝えられます。本展が初公開となります。


●東照大権現霊夢像(德川記念財団) ※展示期間:10月10日~11月4日
三代将軍徳川家光は、夢に見た祖父家康のすがたを御用絵師の狩野探幽に多数描かせました。この図はそのうちの一つで、寛永18年(1641)に描かれたものです。


●重要文化財 東照社縁起絵巻(仮名本)(栃木県・日光東照宮)
※展示期間:9月15日~11月4日(時期によって展示場面を変更します)
三代将軍家光によって制作された絵巻で、初代将軍徳川家康の一生とその供養・神格化、日光東照社創建の由来などを五巻二四段に構成したものです。絵は狩野探幽が描いています。


●国宝 蒔絵扉 牡丹蒔絵(栃木県・日光東照宮) ※展示期間:9月15日~11月4日
寛永13年(1636)、徳川家光が行った東照宮本社本殿の造替の当初に本殿妻戸として用いられていた扉のうちの一枚です。なお、もう一枚には蒔絵で梅があらわされています。


●重要文化財 太刀 銘一(栃木県・日光東照宮) ※展示期間:9月15日~11月4日(10月10日からは刀身のみ展示、拵の展示は10月8日まで)
東照宮春秋の祭礼に第一老の社家がこれを背負って供奉したとされる太刀です。鎌倉時代中期、備前福岡一文字派による作と考えられています。



●小袖(萌黄葵唐草筥牡丹紋二陪織物)※展示期間:10月10日~10月21日
天璋院(篤姫)の所用と伝えられ、葵唐草の文様を地紋として、筥牡丹を規則的に配した美しい小袖です。


●打掛(白綸子地流水菊牡丹藤模様)※展示期間:10月10日~10月21日
静寛院宮(和宮)着用と伝えられる打掛です。右肩から左裾に水が流れ、その流れに浮かぶように菊、牡丹、藤が刺繍されています。打掛は小袖の上に羽織って使用し、高位の女性しか着用が許されていませんでした。

●萌黄地色替唐草葵牡丹紋掛袱紗(德川記念財団) ※展示期間:10月10日~10月21日
天璋院(篤姫)の所用と考えられます。徳川家の葵紋と嫁ぐ前に天璋院が養子となっていた近衛家の家紋である牡丹紋があらわされています。本展が初公開となる作品です。

●日光東照宮写真絵巻(德川記念財団)
 ※展示期間:9月15日~11月4日(時期によって内容を変更します)
近代以後の日光東照宮およびその周辺の写真等30枚を貼り継いだ巻子です。およそ20世紀前半頃と考えられます。おもに日光東照宮の杉並木・建築などがうつっています。こちらの画像は陽明門です。